◆ 津波記憶石 第3号 岩手県釜石市唐丹町

Designed by Kianka
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釜石市唐丹町は人口2100人、956世帯の漁村。今回の大震災では防波堤・防潮堤などが破壊され、津波は低地の集落を襲い住宅の3分の1が全・半壊、死亡・行方不明者22名、唐丹駅は水没、海辺に位置した市立唐丹小学校は全壊、唐丹中学校校舎も一部破損した。幸いにも唐丹小学校児童68名、中学校生徒54名は高台に避難をして難を逃れたというところです。
今回は、明治の津波記念碑、昭和の津波記念碑に並び、今回の平成の津波記憶石として設置されました。

◆ 石碑 碑文

◆ Designed by 起案家

◆ QRコード

碑についているステンレス製QRコードを読み込むと3・11当日の様子が見られます。

 

You can see how the day reading the QR code and 3.11 stainless steelthat is attached to the monument.

 

QRコードが読み取れない場合は下記サイトでご覧下さい。

http://tsunami-ishi.jp/kamaishi-touni/

 

 

◆ 除幕式

◆ YouTube

◆ アクセスMAP

◆ 原石提供 制作

沼津石材株式会社

http://www.numaseki.com/

全優石 津波記憶石建立に願う想い

 

 東日本大震災が起こってから早1年が経ち、義捐金や人的ボランティアなどたくさんの方々が未だ活動している中、今被災していない我々に出来ることはないのだろうかと日々考えていました。震災1年後の当日には弊社の展示場を活用した震災チャリティーイベントの後援もしました。

 

我々の仕事はお亡くなりになった方の鎮魂と残された方々のこころの寂しさを癒すことのお手伝いをしていますので被災された方々に何か出来ることがあれば協力したいと思っていましたので、全優石が取り組んでいる『復幸支援』の一環である津波記憶石プロジェクトには常に関心を持っていました。釜石市・気仙沼市とプロジェクトも動き出し、三箇所目の建立依頼が来ているとの情報と建立の協力者を募集しているとの事で弊社にストックしてある石材を活用して作れないかと全優石に情報を提供した結果、採用となり今回の津波記憶石の施工をさせていただく運びとなりました。

 

 どのような碑を制作するのか不安な面もありましたが、現地の方々との打ち合わせにより被災された子供たちからのメッセージ(心の叫び)を約90名分彫刻するとの事で実際に彫刻するメッセージを見て思わず心が熱くなってしまいました。次にいつ起こるか分からない津波に対し、薄れていく記憶や意識をこの碑を見ては思い出して頂けると確信しています。

 

 全国のネットワークを持つ全優石でなければ出来ない支援であると思います。またこの支援に協力できることを幸せに思い、心をこめた作品が完成したと思っております。

                              

                                平成24年7月吉日

                            

                                沼津石材株式会社

                            代表取締役社長 榊原 晁

                               

◆ 施工協力

有限会社北上石材店

http://www.148-kitakami.com/

◆ 協賛社

有限会社今井石材
http://imaisekizai.com/

株式会社大塚
http://www.otsukastone.co.jp/